Madness - Fuji Rock Festival '06 Pre Party @なんばHatch

イギリスの80'sポップグループ、7人編成のMadness。
23年ぶりの来日、FRF'06での出演に合わせて東京・大阪の来日公演に行ってきました。



歌メロが美しく、ボーカルのグラハムとMC兼ダンサー等担当の
チャスがコミカルにちょこまか動きまくる。
スカベースの楽曲で底抜けに明るい。
ヒット曲の合間にカバーを数曲やってました。
「What's Your Name?」と観客とのコミュニケーションも多くて、フランク。
温故知新なのか、客層が20代〜35才だったのが意外でした。
ステージ前方は結構盛り上がってました。
私が疎いだけで、どこかでブームがあるのかなぁ。
『Our House』が聴けてよかった。
本編ラストの『It Must Be Love』もメロウで最高。
アンコール2回、1時間30分の熱演。
ドラマー以外の6人は全員スーツ。
どんなに汗かいても脱ぎません(感嘆)
FRFも盛り上がりそうですね。

Udo Music Festival 2006 @泉大津フェニックス

りばてぃ

Udo Music Festival 2006。
大手老舗プロモーター会社のウドー音楽事務所が主催する夏フェス。
以前やったROCK ODYSSEY 2004の屋外版で、KISSやSantana等のビッグアーティスト中心。


10:30開演から行くと、目当てのJeff Beckまで体力が持つまいと思い、
知人とCharが始まる前に到着。
・・・するはずが、準備やら待ち合わせ等の段取りが狂ってしまい、
現地到着の時には、Charが『Manic Depression』を演奏し終えたあたり。
あとは『Amano-Jack』『Shinin' You Shinin' Day』『Smoky』を演奏。
「沢田くん(Ba), 嶋田くん(Dr) , 小島くん(Key), 清水くん(Per)」と
メンバー紹介やって、「石やんでした」とステージを降りてしまった。
後で演奏するご本人の曲『Jeff's Boogie』や『Black Magic Woman』は聴き逃してしまった。
残念。



関東の会場の富士スピードウェイは4つのステージ、
こちら関西は野外に海側のリバティ(大)とフロンティア(小)の2ステージが設営されてました。
Charさんのフロンティアで演奏中、Doobie Brothersのゆる〜い演奏が聴こえてきます。
Doobie Brothersは後半で『Black Water』が始まってました。
『Long Train Runnin'』アンコールで『China Groove』『Without You』
鳥肌が立つほど、心地よいハーモニー。
そして、会場の誰もが口ずさむ『Listen to the Music』
快晴じゃないのが残念ですが、雲の合間から時折見せる太陽の日差しが心地よい。



そして、目当てのJeff Beckが始まる頃には、しとしとと小雨が降り始めて。
Jeffを待つ透明のビニール合羽の集団。(写真参照)
海外の野外フェスのような混み込みではなく、かなりスカスカな人口密度。
最前列は無理にしろ、5列目あたりまで余裕で行けました。
メンバーが登場し、マーチ風に刻むドラムの『Beck's Bolero』が始まります。
Jeffのクリーム色のストラトから最初のトーンが出た時に、「来てよかったぁ〜」と心底思えました。
優雅で力剛いメロディー、グレた音色でアグレッシヴに加速する後半のパート。
野外でこれだけ近くで観れるとは!
2曲やって『Cause We've Ended As Lovers』
ボリューム奏法とアーミングが素晴らしい。
『People Get Ready』も思わず涙を誘うほどの美しさ。
『Scatterbrain』もさらに早くなりつつも、ジャズロック的な展開もありました。
今回Jeffを支えるメンバーは知らなかったんですが、好サポートだったと思います。
2度のアンコールに応え、ラストはキーボードとディオで『Somewhere Over The Rainbow
あのメロをナチュラル・ハーモニクスで紡いでいきます。
美し過ぎます。
初体験の野外のJeff Beck
伝説のギタリストの貫禄もありながら、少年のような無邪気さでギターを弾く62才。
かっこよすぎです。



Jeff Beckが終わってすぐさま、フロンティアへ走ります。
埋め立て地である会場の習性なのか、豪雨で芝生全体が大きな湿地帯のよう。
走るうちに靴の中が完全に水浸し。
まだBen Foldsはなんとか演奏してて、ぶっ壊れたパンクトリオのように熱い。
『rockin' the suburbs』をヤケ気味にキレて演奏していたBen。
300人くらいの観客が踊り狂ってて。
スペシャルゲスト、サンタナです」とか、おフザケやったり、
ベースのシールドぶち抜いて、ベースを弾き始めたり。
豪雨の中でのステージは素晴らしく熱かった。
ラストの『One Angry Dwarf and 200 Solemn Faces』で椅子をピアノに投げて終了。
アンコールなし。
初来日@Quattro以来の約10年ぶりに観たBen。
個人的に、今回のUdo Music FestivalのMVPはBen Foldsです。
Lindsay Jamieson(Ds)、Jared Reynold(B)のサポートもよかったし。



リバティへ戻って、Santanaを鑑賞。
Soul Sacrifice』『Jingo』それに、『Black Magic Woman』はしっかり聴けました。
新旧のレパートリーやってくれたけど、初期のがいいですね。
ドラムが特によかった。
快晴の昼間にラテンならぐっと気持ちよかったんでしょうねぇ。
『Europe』とJeff Beckとのセッションがなかったのは残念でした。




しっかりJeff Beckを堪能できたUdo Music Festival
フェスっぽくなくて、地方都市の大きな盆踊り大会のようなゆるさが新鮮でした。
採算取れているのか心配になる人の入りで、同じ規模で通年化するのは
難しいですが、価格的にはかなりお値打ちかと。
観客が少なく、ステージが観やすく、観る立場からすると最高でした。
天気予報の降水確率が70%だったから、雨は仕方ないのですが、
ステージの音漏れはともかく、気になったのが足場の臭さ。
海を埋め立てているせいか、水溜りができるとドブと海水を混ぜた臭いが強力でした。
改善できれば、いい会場なんですけども。
不満な点はこれくらいかなぁ。



Jeff Beck Setlist

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フェス行きたいが。

どんなに美味くても箸の割れ方でテンシ

今日は送別会で1万円かかってしまってます。
車検で16万円かかってしまい、残高が減ってます。
今年のサマソニはなんとか観たいんですが。
(Massive Attack, Little Barrie, Secret Machinesは是非観たい)
その前にUDO MUSIC FESTIVAL 2006なんかもちょっとそそられ。
(Jeff BeckとSantanaのセッションも期待できそうだし、
Charも絡んでくれたら・・・もう)
今の状況じゃ、フジなんてとても・・・。


ちょっと前に中止が決まったHYSTERIC SUMMER 2006 in Shirakawa
(⇒http://www.hys-summer.com/)
主催者側の事情で観たくても観られなくなる状況もあるので、
後悔しないよう倹約しなきゃなりませんね。


あー、ボーナス出ないかなぁ。
うーん、ショボい悩みだ。

会見

横田めぐみさんの生存を発表した金英男さんの会見映像。
過去の経緯から信憑性に疑念を持ってしまいます。
で、あの映像の「ピー」と終始なってる高音ノイズにも、
強い不快感を持ってしまって。
計算なのか、どうにかならないものなのか。
なんとも、後味の悪い会見でした。

Dirty Three - Japan Tour 2006 @ 新世界BRIDGE

待望の初来日!!
ポストロック界の重鎮と言えるオーストラリアの3人組のDirty Threeのジャパンツアーの初日を観てきました。
例によって、仕事が長引いて到着した時に、ステージでウォーレンがセッティング中。
ギリギリ間に合いました。
ステージのセンターは椅子席で埋まってたので、ステージの端のほうで立ち見。

SEが流れ、3人が登場。
ウォーレンが「Thank you much for coming. カワイイネ、スゴイ、オイシ」と
覚えたての日本語を交えたMCで場を和ませ、
最新作から『Flutter』で演奏を始めました。
ヴァイオリンを弾きながら、「Oh!!」と雄叫びをあげ、
床をドスンと力強く踏みつけるウォーレン。
綺麗なアルペジオクリーントーンで爪弾くギターのミック。
その2人を的確なリズムで支えながら、どえらいフィルを入れるジム。
CDで聴くより、より彼らの音から浮かぶ風景が脳内に刻み込まれてきます。
広大な音の世界。
時に繊細に美しく、時に残忍に陰湿に。
オーストラリアの大自然そのもののよう。
繊細な彩りの音から、ダイナイズムに富みながら演奏は進行してゆきます。


アンコール1回で終了。
聴きたかった『Indian Love Song』を無事に演奏してくれました。
演奏時間にして、約90分といったところでしょうか。
終演後は、サインや握手等のファンサービスを3人は行ってたけど、
終電間近(11時20分になってた)だったため、『LIVE! at Meredith』(ツアーCD)を購入して帰宅。
サイン欲しかったんだけどなぁ。
ステージパフォーマンスは3人のため地味になりがちでしたが、
ウォーレンの独特なカンフーキックアクションがひときわ目が引きました。
あと、1曲毎にMCが長くて、何話してるのか分からなかったのが、残念でした。
DS英語漬けをしっかりやってればよかったかな・・・。

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SOUR JAZZ's GODZILLA vs THE BIG GENERATOR TOUR 2006 @Namba BEARS

しーでぃー

SOUR JAZZの来日公演に行ってきました。
目当てはやはりMANDOGです。
BEARSはかなり久々だったんですが、ハコの雰囲気は変わってませんでした。


最初にヨルズインザスカイがパフォーマンス。
ノイジーなガレージなギター・ベース・ドラムのトリオの演奏に、
かん高いボーカルのシャウトがノっかてるアグレッシブなバンドでした。


次はMANDOG。
前半ちょっとリズム隊とギターのコンビネーションがよくなかったみたいです。
(恐らくツアー疲れなのかも)
後半、ロックンロールな楽曲で俄然よくなって。
最後はアンプの前にギター置いて、宮下さんがマイクでシャウト。
今回は、榎本さんのベースのフレーズとグルーブが特によかったです。


ULTRA BIDEダブルベースとドラムという異質なメンバー編成な割りに、
ボーカル・ベースのひでさんのベースがギターっぽくて。
結構、今風のラウドな音つくりで面白かったです。


最後はSOUR JAZZ。
ニューヨークのバンドでオーソドックスな3コードロックでかっこよく。
ボーカルの声と歌い回しが、Iggy Popっぽくて、いい感じでした。
CDが¥1,000と安かったので、買ってしまいました。


なかなかいいライブでした。