ロックロックこんにちは!Ver.8Vol.聴動心開*9 ZEPP大阪

スピッツ主催の夏の恒例イベントを観てきた。開演時に中央のモニターにビデオジングルが映り出され、落書きのようなほのぼのタッチの「ロックロックこんにちは」のイベントタイトル出現。書いてる人物にカメラが近づき、そこには奥田民生! 場内が沸く沸く いい仕事してるなぁと感心しながら、民生さんの格好を見ると、白いはちまき、赤Tのゆる〜い格好(笑) iBookの前で、これから出てくるバンドの代表曲の歌詩を朴訥に朗読される民生さん。 GOING UNDER GROUNDの歌詞だった。(以降、民生さんは当イベントの司会のような感じでビデオジングルに出演♪)
GOING UNDER GROUND*1。予習不足な私にとっても楽しく観ることができました。うまし。キーボード担当の方の煽り盛り上げパフォーマンスが素敵。
続いては、トルネード竜巻*2。前出のGOING UNDER GROUNDがロックに場を暖めてたので、トル竜ファン以外の方がちょっと戸惑うような展開。いつものインストと違っててギターとシンセのノイズを奏で、「ブレイド」。柿澤さんのドラムの音抜けが非常によかったなぁ。今回は全編通して、音がよかった。曲目は、全て『アラートボックス』からだったけど、これまで音圧で歪んでしまってた「恋にことば」も各パートの音もバランスよく聴こえたし、気持ちよかった。あと、名嘉さんのドレス姿もオシャレ。「恋にことば」でのノリノリの曽我さんを拝めたし、2000人規模のホールで豪華な競演者の中のトル竜を観れた胸に焼きつくことができてよかったです。照明も豪華だったし。
続いては、スネオヘアー*3確か2002年の年末の大阪ライブでトル竜と競演してたと思うんだけど、いいバンドになってたんだねぇ。新曲「ストライク」から始まり、非常にポップだった。渡邊さんのMCおもろ過ぎ。歌いながらギターを弾く時の左足で大きくリズムを取る姿がかわいかった。
ほんで、つじあやの*4本人のウクレレにキーボード、ドラム、ベースにチェロ奏者の5人編成での演奏はとってもアダルトな印象を受けました。チェロがいいわ、チェロ! 『COVER GIRL』からの曲もあって、スガシカオの「黄金の月」(怪しい感じの照明もナイス!)もきっちりと聴き惚れちゃいました。
それから、ハナレグミ*5永積さんのギターの弾き語りであまぁ〜い歌声を披露されてました。2曲ほど歌ってから、CINEMA dub MONKS曽我大穂さん*6が客演(タクシー乗車中の永積さんがアメ村で歩いてる曽我さんと運命的に出逢ったとMCで告白)でミニ鉄琴やハーモニカ、マラカス、波の音を録音したレコーダー等を駆使し、永積さんの歌に華をつけてました。ラストにソロでやったのSBDの名曲「サヨナラCOLOR*7に泣く前に、「日々のあわ」での強弱たっぷりの永積さんのギターと曽我さんのハーモニカの絡みが絶妙さに、時を忘れてしまいました。私的には、本日のハイライトといったところ。MCで卓球の愛ちゃんのモノマネもたっぷり堪能♪
さて、最後はスピッツ*8演奏が始まるまでの転換の時に、ステージ中央への大移動はすごかった。また、スクリーンにレトロムービー調のムービービデオが流れ「夢の共演」「嵐を呼ぶ男共」「明日公開」とテロップが出たのも面白かった。で、21:20頃からカウンターパンチを食らわすような「涙がきらり」から演奏が始まり(最高の曲ですね)、続いては、吉川晃司のSummer Hitカバー「モニカ」。こんな曲もやるんだなぁと妙に感心し、続く曲での田村さんのベース振り回しのパフォーマンスで草野さんの頬にベースのヘッドが当たるアクシデントで、小休止に。アレ、痛いだろうなぁと心配してると、三輪さんの「今晩は、t.A.T.u.です」と間を繋ぐおバカで暖かいMCはよかったなぁ。痛みに耐えて、5分くらいの休憩(ローディさんのDr.チェック)で、草野がまた歌い始めたのにも、男気感じますね。その後、田村さんは萎縮することなくマイペースにやんちゃなパフォーマンスを続けてたのもGood。なんだかんだで、アンコール1回で、ラストの「メモリーズカスタム」(これが聴きたかった私)に大満足。
ほんと、いいブッキングだったなぁ。今回は初めて2F指定席でじっくり観れてよかったなぁ(ほんとは日和ってるだけね)



トル竜SetList(とりあえずmemo)
01.ブレイド
02.低空飛行
03.アトム
04.さあゆこう 〜サンクトペテルブルグの赤い風〜
05.恋にことば