Chris Duarte & Bluestone @BIG CAT

Chris Duarte待望の来日公演!
先日のBSSのインストアに続き、海外アーティストを観る機会に恵まれてます。
(JOYTOY@タワレコ心斎橋のインストアも行きたかったんですが..)
オースティンのブルースギタリスト。
1994年にデビューアルバム『Texas Sugar/Strat Magik』をリリースし、
ジミヘンやレイヴォーンのフォアローとして脚光を浴びました。
確かJAPAN BLUES CARNIVAL 1995以降、来日してなかったと思います。
そんな彼が日本のBluestone(from Savoy Truffle)を従えて(?)のライブに行ってきました。


(以下、長文&ネタバレ要素ありです↓)


知人と会場のBIG CATに入ると、
ん!?
パイプ椅子が並んでる光景が目に。
ステージ前方はテーブルが置いてあって、先に入場したお客さんが座って、
ビール飲んだり、タバコ吸ってます。
え”!?
余裕かまして、開場時間30分前に入場したのが仇になったみたいです。
こんなことあるんだねぇ。
仕方なく後方の中ほどの椅子で、まったり観ることにしました。


19時開演のほぼ時間通りに客電が落ち、クリスとBluestoneのメンバー登場。
BluestoneはGuitar, Bass, Drum, percussionの4人です。
ちょこっと挨拶してクリスがカッティングし、
彼のストラトから『My Way Down』のフレーズが。
かっこいい。
イントロで鳥肌が立つほど、マストな曲。
ボーカルなしのインストで、クリスとBluestoneのレスポール・ギタリストと
ホットなジャムセッションといった趣き。
以降、ファンキーでドライブ感がある楽曲が続きます。
粘りがあって、腰にくるグルーブ。
Bluestoneは初見だったんですが、
日本でこれほどタフで上手いサザンバンドがいたのかと感心させられました。
(& 自身の勉強不足を後悔)


ライブはクリスのダイナミックなギタープレイ満載。
新旧くまなく演奏された楽曲の中には、Metersの
『Just Kissed My Baby』『People Says』もやってくれました。
クリスのちょっと癖のあるヴォーカルはよくハマってます。
Metersをクリス経由で知った私としては、ガッツポーズものでした。
ハイライトはアンコール前の『Drivin' South』でした。
手癖のジミヘンフレーズに中近東の音階を混ぜた鬼気にせまるソロ。
曲の最後はクリス一人で無心に弾き続け、ディレイのツマリをイジってました。
ブルースやロカビリー好きの知人の目には、
奇異に映ってました(笑)


弾きまくりの長尺のジャムセッションで途中でつらくなりましたが、
1分ほどのアンコールブレイクとBluestoneの通訳を交えたMC以外休憩なし。
で、終わったらゆうに22時超えてました。
3時間の弾きまくりのギターライブ。
クリスの10年分のオースティンからの土産といった感じでした。
MCでBluestoneのギターの方が
「クリスはテキサスから飛行機で16時間かけてやってきて、
その日に10時間のリハやって、その後お好み焼き食べて、
また次の日8時間一緒にリハやってん」と紹介。
どんだけタフなんだか。
クリスもBluestoneも今日(7日)から3日連続こんなステージやるんだろうか。
ほんと、凄いの一言。
観てるほうは、椅子で観てても、疲れてるのに。


『Azul Ezell』はやらなかったけど全然不満がなく、
ゲップの出るほど満腹なライブでした。
終了後、阪神タイガースのユニフォーム着たクリスが、
ロビーでサイン会もやってくれました。
英語とひらがな「くりす」ってサインしてました。
(MCでも日本語使ってたのが、笑えました)


いいライブでした。
次回は自身のCDGでの来日も観てみたいです。