いいにおいのするフェスティバル - グラリとする日 @ sunsui

ふらいやぁ


仕事と夕食とゆっくりしてから、21時に入ったら、
前のグループ(Rusty Santos ?)が機材の片付け中。


なんとかGANG GANG DANCEには間に合う。
ギター・キーボード・ドラム・女性ボーカルの4人組。
女性ボーカルの呪術的なボイスと超土着的なリズム、シンセの神秘的な音色。
オーガニックなプログレって感じで、摩訶不思議な儀式を観てるよう。
口に加えながらスティックで電子パーカッションと、
鍵盤を使い分けるキーボードの人が、よく動いてました。
音のカオス。
約1時間の演奏。
アンコールの声援に「・・・次のバンドあるので」と、
名残惜しいそうな雰囲気でした。


30分ほどの転換で、トリのGODMAN。
ACID MOTHERS TEMPLEとMANDOGのユニット。
関東ではライブを何度かやってるみたいで、関西初。
榎本さんじゃなく津山さんがベースでした。
タイプの違う宮下さんと河端さんのギターに、
東さんのシンセが切り込む心地よい壮絶スペーシーなジャム(40分!)。
圧巻の一言。
対バンの外国人も観客に紛れてゴキゲンでした。
アンコールは、宮下さんリードの10分ほどの曲。
河端さんが途中、天井の照明のケーブルにギターを引っ掛けて、たばこ吸ってましたね。
ヨーロッパ遠征帰りの宮下さんのRUN DMCの赤シャツにフライングVのイデタチが印象的でした。
開演19時ライブ終了11時30分と長いイベントだったせいか、
GANG GANG DANCEの演奏後に帰る観客が結構いました。

GANG GANG DANCEとGODMAN。
どちらもスタジオ録音のCDでは味わえない高揚感のあるライブでした。

SWEET LOVE SHOWER 2006 SPRING EXTRA-FREE @大阪城野外音楽堂

大阪無料版SLSにFM802のご招待されて行ってきました。
生憎の雨で、カッパ姿で観戦。
セカイイチは逃して、2組目のMALCOからミニ感想をかいつまんで。


MALCO
音数の少なさを感じさないトリオ演奏。
MCでも掴んでました。


大山百合香
沖縄出身の21才。
大阪初とのことでしたが、雨に負けない透き通ったやんわりとした拳のあるボーカル。
ゲストでMCが2人(DJ U-DOU&PLATY)が参加して、コール&レスポンス。
盛り上げてました。
三線の鳩間さんが、鍵盤ハーモニカを演奏しながら一番ノリノリだったのが○。
キーボードは朝本浩文さんだったようです。
(→http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/YurikaOhyama/diary2/)


APOGEE
以前から気になってたバンド。
キーボードメインのよい意味でインディー臭がしてて面白かったです。
今回の出演者の中では、奇をてらってるバンドかも。


・plane
メジャーデビューのシングル以降、楽曲がよりカラフルになった気がしました。
FM802ヘビーローテーション曲(『グランドライン』)は盛り上がってました。
ここのベースはいいですね。


ポメラニアンズ
ハコよりも野外!って思えるほど、音の広がりの甘い感じが心地よかった。


チャットモンチー
終盤にきてやっと登場。
有望なギターポップバンドの原石って雰囲気の初々しさがありました。
ギター結構うまかったです。
新曲披露は『東京ハチミツオーケストラ』『恋愛スピリッツ』の2曲。
シングルリリース予定の『恋愛スピリッツ』の出だし長めのアカペラ。
ボーカルの声質のよさは判るんですが豪気な・・・。
CDでは控えめなストリングスかピアノの歌伴欲しいような。


音速ライン
雨で冷えた観客をしっかりと暖めるパフォーマンス。
19時を過ぎて、暗くなり照明が入ったステージが綺麗でした。
王子のギター好きです。


plane・ポメラニアンズ音速ライン以外は未見で、
フリーで観れてラッキーでした。
上がりそうで上がらない雨が鬱陶しかったんですが、
結局大雨にやられずにセーフ。
小雨の中での作業されてたスタッフの皆様ご苦労様でした。

〜Rock Surf Vision ver.2〜 @Shinsaibashi CLUB QUATTRO

まずまずの客入り、LITEで開演。
フルアルバムリリース後の一発目のライブで気合入ってました。
去年の夏に出した1stミニの1曲を除いて、新作からの曲中心でした。
1stミニの静と動の音の階調をなぞる容で、
よりエモなドライブ感を押し進めた仕上がり。
ドラムが少し辛そうでした。


detroit7はいつものPussyのSEをBGMに登場。
『BUZZ OFF』で始まるんですが、ドラマー入れ替えてからの
以前感じた浮いたドラムの違和感がなくなってたような。
新曲もさほどダンスナンバーっぽく跳ねてなくよかった。
「カバーやります」とMCがあって、グランジ版のような『魔法使いサリー』。
NIRVANAの『Rape Me』を期待してたけど、これはこれであり。
そのうちBeatlesの『Yar Blues』もやって欲しいです。


長い転換があって、TYUNK BRAiN (ULTRA BRAiN)。
ハイスタの難波さんのユニット。
アコギやエレクトロニクスでノイズ。
終始座ってて、何やってるか見えず。
インプロなのか不明で、ダラダラと内輪でやってる印象。
厳しいパフォーマンスでした。


トリはGREAT ADVENTURE
前出のTYUNK BRAiNで空いたようなイベントの流れを戻してくれました。
グルーヴィーなファズベースいいですね。

ji ma ma - FREE LIVE @ くずはモール

ちらし


The New Master Soundsを観たあと、帰宅して枚方へ。
京阪くずはモールの1周年イベント。
京阪樟葉駅は昔行ったことがあったんですが、
いつの間にか駅前の市場がオシャレなビルになってて驚く。
駅前再開発ってヤツですね。


で、適当にお店のぞいて、くずはモールの中央に位置するイベントスペースに行って。
特に入場規制とかやってなかって、友人と一緒に適当な場所に腰を降ろして。

ji ma ma(ボーカル宮平照美さんを中心にしたユニット)を観るのは、
金沢でトル竜が出演したイベント(⇒http://d.hatena.ne.jp/yoshinyoro/20040719)以来。
現在は沖縄中心の活動のため、関西でのライブは久しくなって、
私的には待望のイベントでした。

リハーサルをちょっとやって、4曲をカラオケをバックに熱唱。
京都で故郷の沖縄に想いを馳せて歌った『空へ』と、
現在の活動地の沖縄で作った曲たち。
包容力のある伸びやかな彼女のボーカルに、温かく癒されて。
MCでの丁寧な曲紹介がいい感じでした。
良質な沖縄ポップスな作風のシングル曲中心の2ndアルバムが待ち遠しい。

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HEAVY FUNK SYSTEM @ NOON

ふらいやぁ

The New Master Sounds念願の初来日!
来日初日の大阪公演に行ってきました。
とは言っても、21:00〜オールナイトのDJメインのイベント。
店に電話して演奏開始予定時刻を確認。
「2:00辺り」
・・・。
再入場不可とかなので、知人とファミレスで時間潰して。
ゆっくりし過ぎて入場した時には、
既に演奏始まってまして。
ズルするとイケませんね。


受付でチケット代を支払ってたら、『The Minx』をガンガンにプレイ。
ベースラインがドス黒いグルーブを醸し出してます。
ヤラレター。
『You Got It All』もやって。
ギターのエディー・ロバーツのセミホローのギターを淡々とグラントの生き写しのように弾く姿がかっこよく。
ワウワウのカッティングも素晴らしい。
そつのないベース、スネアの歯切れのよいドラム、そして、いつの間にか攻めてくるクールなハモンド・オルガン。
バンドのグルーブで自然に体が横揺れに。
至高のファンクサウンド
途中で、オルガンとアンプ周辺でトラブってたけど、中だるみもなく。

ギター・オルガン・ベース・ドラムの4人編成の
イギリスのインストバンド、The New Master Sounds。
彼らはホンモノです。
次はクアトロ辺りで観たいです。

CAKE @ Shinsaibashi Club Quattro

ふらいやぁ

カルフォルニア州はサクラメントの5人組CAKE。
8年半振りの単独来日公演に行って参りました。
去年のFUJI ROCK FESTIVAL'05にも出演して、
行かなかった私ほぞをかんだ覚えもありました。


前売りチケットの整理番号は100番台だったので、
余裕かまして19:30の開演時間ギリでクアトロに着いたら、結構混んでて。
前方は勿論のこと、ステージをくまなく見渡せる後方もポジション取れず。
少し残念であり、沢山のオーディエンスとCAKEを共有できる嬉しさと。


開場間もなくメンバー登場。
おーーっていう煌びやかなオーラはあんまり出てなく、
純朴そうな「いい人」オーラ出てました。
ボーカル・ギターのジョン・マクレアはグレーの帽子被ってて、
北の国からの五郎さんみたいで。
ジョンのアコギで静かに『Frank Sinatra』でスタート。
ヴィンセントのトランペットソロが泣かせます。
で、2曲目に『Sheep Go To Heaven』と虚をつく展開。
ほとんどの観客がサビを口ずさんでいます。
ちゃんと曲の後半にコーラスタイムがあって。
会場の2割くらいの外国人の観客の盛り上げもあり、アゲアゲ状態です。


以降、名曲の数々をしっかり堪能することができました。
ジョンの歌声、ザンのメロディアスなギターフレーズ、ちょっとゆるくハねるリズム隊。
アルバムでは、トランペットを筆頭にシンセやマンドリンやギロ等の楽器が入ってるんですが、
ライブでは、ヴィンセントがファーストフードの店員のように忙しそうにとっかえひっかえプレイ。
ジョンとのコーラスワークも綺麗で、聴き惚れ。
もの凄いマルチぶりです。

本編のラスト『Never There』以降のアンコールが強力でした。
『Short Skirt / Long Jacket』はやっぱりコーラス大会で、
『The Distance』で最高潮の盛り上がりに。
一番聴きたかった『Guitar』もやってくれて、感極まりまくり。


聴きたい曲はほぼ聴けて、最高のライブでした。
グルーブも腰にキまくりでした。
『Short Skirt / Long Jacket』は生で聴くとサビのところが、
よりヴェルヴェットっぽく(笑)
ジョンの生ヴィブラスラップ(カーって鳴るヤツ)*1が聴けて最高!
次の再来日はいつかなぁ。

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